テレワーク推進に欠かせない「下町の結束力」

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 テレワーク・在宅ワークを導入したいと思う背景にはどういったものが多いでしょうか?一般的には、通勤コスト削減、オフィスの省スペース化、子供がいる社員の雇用環境拡大などが挙げられます。一方、立ちはだかる壁は、コミュニケーションがとりにくくなる・セキュリティが確保できるか?などがあるでしょう。  これから、少子高齢化が進めば進むほど、労働力を海外、主婦になっている女性、高齢者に求めるようになってきます。こういう環境の中、各社員の生活と会社員としての労働を両立するためには、テレワーク(SOHO・モバイルワーク)は一つの選択肢として理想的なものです。  ITで在宅ワークのシステムを導入することは簡単でしょう。しかし、バラバラに働くわけですから、これだけでは、環境変化の対応には弱い組織になる可能性が強いわけです。なぜなら、生の現場情報・本質的な解決すべき問題点がみえにくい組織になるからです。すなわち、いかに組織としての結束力を維持するかが課題になってきます。  参考になるのは、東京下町に根付く結束力だと考えています。何気ない情報も気軽に共有しているから、イザ(火事など)というときにはお互いの状態・情報を誰かが知っている。だから、問題解決(火消し・救助など)が早い。この環境を企業内に意図的に作る必要があります。  結果、社員が安心して働ける環境と組織としての変化対応力の高さが実現できるわけですから、業績がぶれないという組織になっていきます。次世代の強い組織は、下町ネットワーク型組織だと考えています。

こちら葛飾区亀有公園前派出所―下町奮戦記

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