自分の中学受験時代で思い出すこと

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 長男が今6年生で、中学受験を希望しています。私が通っていた塾の雰囲気が好きでしたが、すでに会社が存在しないので、そこにルーツをもつ小規模の受験塾に通塾しています。自分の経験を踏まえると、あまり早くから塾に通うことは良くないと思っていて、さらには、今は通信教育の品質がかなり高いので、5年生までは四谷大塚の進学くらぶで勉強していました。もちろん、通塾経験が一切なく6年生から入塾すると雰囲気に慣れるのに時間を費やしそうだったので、4年生の段階から、入塾を予定していた塾の季節講習だけ通ってもらっていました。そんなこんなもあり、小6で入室した段階では、顔見知りもいてスムーズに開始できたと思います。

 子供が通塾すると、自分が中学受験生(1991年2月受験組)だったころを、息子の何かの場面をキッカケにしてフッと思い出します。私は小4から通塾していましたが、案外塾のしくみとかはすっかり忘れていて、覚えていることといえば、気に入っていた先生とイヤだった先生。そして、勉強とは関係ないこと。まぁ、あんまり勉強していなかったんでしょうね。実際、当時の受験生は相当な難関校を目指す子でない限り、今の子たちほど勉強していなかったと思います。私は麻布を目指していたので、相当な難関校だったのですが、まぁそれにふさわしい勉強はしていなかったので、気づいたら親に2科目受験校(当時はたくさんありました)に変更されていました…たらればではありますが、結局変更された第一志望も落ちたので、麻布をチャレンジしたかった気持ちは残っていて、勝手に変更すんなというやさぐれた気持ちは今でも少し残っています(笑)が、親として考えると、合格確率を上げようと思ったら、やむを得なかったんだろうなとも思います。私は子供自身が立てた目標通りに遂行し、それで失敗することは重要な経験だと思っているので、自分の息子に同じことをしようとは思いません。ただ、自分がもしその親の行動の結果、第一志望に受かっていたら、息子に同じことをしようと思ったかもしれません。

 話しを戻すと、楽しかった先生は思い出しますね。キテレツ、ウルトラマン、ユウレイ…何を言っているんだ?と思うかもしれませんが、先生がニックネームになっていて距離を近くすることを大切にした塾だったんです。

 勉強とは関係ないことで思い出すことは、当然友達とのお弁当タイムもあります。家が近かったので、ワザワザ弁当を持たず一旦家に帰り、如何に短時間で食べて塾に戻るかというくだらないチャレンジをした覚えもあります。あとは、授業でハンコがもらえるのですが、そのハンコを貯めると景品がもらえます。ハンコを1000個貯めるとシャープの電子システム手帳がもらえました(持っていたものとは少し型番が違うと思いますが、下記画像参照)。目標が見えたら気合いで貯めましたよ。質問にも並んだし、授業中も積極的に手を挙げましたわ。ようやく貯まって手に入れても、まぁ、ほとんどテトリスやってましたけどね。

シャープ:電子システム手帳 <PA-7000> 

 そして、イヤだった先生。これは今でも顔をハッキリと覚えています。バブルを象徴するようなバブリーヘアーの国語の女性講師。ニックネームはなぜか忘れました。何が苦手だったって、声が甲高い。授業中ここ大事だよ!みたいなときの声なんて、もうとんでもなかった。最初の何回かは耐えていましたけど、当然頭には何も残っていない。そして、授業に出るたび頭痛。できるだけ後ろに座ってやり過ごしていたのを覚えています。ただ、やり過ごしていたら、「そこ!聞いてるの!(←正確には覚えていません)」みたいな甲高い声がボクに向けて飛んできて、もうこれで完全にアウト。普段は塾での出来事を親に話すこともなかったし、聞かれることもなかったですが、これだけは伝えて、曜日かクラスを変えてもらいました。あれは人生でキツかった時期のベスト3に入ります。

 もしあのまま、うちの親が「先生は選べないんだから、耐えなさい。」みたいなことを言っていたら、おそらく通塾拒否になっていたでしょうし、妙なトラウマが残っていたかもしれません。受験生の年頃は、親に弱みを見せることを恥ずかしがる子もいます。また、個人指導塾のような指名制ではないですから、ワガママは言えないという前提はあるものの、一人の人間として無理なものは無理というラインがあることも事実です。

 親が行かせたい学校、子供が行きたい学校があるとしても、心身を崩したり、入学後に燃え尽きていては元も子もないです。息子に接するときも、そこだけは気をつけながらやっていきたいと思っています。

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