冨山陽平のブログ “思いきり やりぬく”

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冨山陽平のブログ 思いきりやりぬく
  • 22
    Oct
    2020
    2020/10/22 (木)
  • Looopでんきのソーラー割適用の過程で改正FIT法が少しだけわかった

 2016年4月に電気の小売が全面自由化になってから早4年が経ちました。私の自宅の電気とガスは、全面自由化が始まると同時に東京ガスにまとめ、1年くらい遅れて赤坂の事務所の電気をLooopにしました。事務所といっても毎日いるわけではなく電気はさほど使いません。しかもガスもひいていないので、Looopの基本料金がない料金体系はピッタリでした。一方自宅は電気もガスもあり、まだガスは全面自由化されていなかったので東京ガスにまとめるのが一番使い勝手が良く、そのようにしたのを覚えています。

 電気から遅れること1年、ガスの全面自由化が始まり、再検討するつもりでいました。ただ、さほどめぼしい変更先がない上に、電気のときほどの活発さもなく、まぁそのままでいいやと放置していましたが、先月思い出してエネチェンジで見ていたら、Looopも電気+ガスを始めていることに気づきました(ガスはCDエナジーダイレクトの取次のようですが)。Looopは会社のコンセプトも役員構成も興味深く、サービスを使いたいと思っていて赤坂の事務所はそのようにした面もあったので自宅もLooopにしました。

 ここからが本題ですが、契約してマイページをみると「ソーラー割」というのがあります。平たくいえば、太陽光発電をしていてその電気をLooopに売ればkWhあたり1円安くなるというものでした。年間6,000円くらいは下がりそうなので、やらない手はないと思いポチッとボタンを押すと…

送る書類たくさん、知らない言葉たくさん

ということでやめよう(^^)…………って思ったんですが、新しいものは嫌いじゃないので何事も経験と思ってやってみることにしました。では順を追って書いていきます。

申込に必要な事項

画像の左側は、ソーラー割を申し込んだときに表示される画面ですが、ここをみると(クリックすると拡大できます)、

  1. 書類を4種類用意して送る
  2. 送配電事業者への売電の申込をする

と書いてあります。まず、ここで送配電事業者とはなんぞや。。。東電ではないのか??リンク先をみると、東京電力パワーグリッドと書いてある。リンク先に書いてある通りに申込書をかけば良いのかもしれませんが、その結果、2013年のときの買取価格42円が変わって20円くらいになったら悲劇だと思って、用語を理解することから始めました。

FIT、改正FIT法とはなにか

 FITとは、固定価格買取制度のことを示します。Feed-In Tariffという言葉の略だそうです。これに基づいて屋根の太陽光パネルで発電した電力のうち、利用しなかった余剰電力を42円でずっと東京電力に売電し続けているつもりでしたが、今は東京電力エナジーパートナーというところに売っているようです。買ってくださった量の明細が毎月届きます。

 そしてこの法律が2017年4月に変わったそうです。そういえば、このころにハウスメーカーから「この書類書かないと買取りできなくなるから書いて」と書類が送られてきて記入例通りに記入して返送したのを後から思い出しました。

この法律の目的は再生可能エネルギーの普及ではあったものの、当初は太陽光パネルの普及を目的に太陽光を優遇していたわけです。それにより、賦課金という国民負担が多くなったので優遇をやめ、あらゆる再エネ電力の公平性を高めたる必要があり2017年から変更になったようです。詳細は、資源エネルギー庁の「FIT法改正で私たちの生活はどうなる?」をご覧ください。

 この改正で今回の件に関係があるのは、

買取契約先が小売電気事業者から送配電事業者に変更する必要があること

です。以下の図(資源エネルギー庁2015年8月25日作成「固定価格買取制度の手続の流れについて」8ページ)をみていただきながら、この先を読んでいただくとわかりやすいのです。

 

 制度変更に伴い、ハウスメーカーから2017年4月ごろに送られてきて返送した書類をみると、①の形で買取をお願いするようになっていました。おそらく制度改正前から利用していて、とくにこだわりがない発電者は、図の①のパターンにすると、細かい手続きの変更が不要だったのではないでしょうか?(詳細にはわかりません…)。当方で言うと、この図でいう送配電事業者は「東京電力パワーグリッド」で、小売電気事業者は「東京電力エナジーパートナー」になります。

手続き① 書類4種類を郵送して送る

用意する4種類の書類ごとに書いていきます。

A.承諾書

これは、ソーラー割申込のときにダウンロードする書類のセットに含まれていました。

B.設備認定通知書

少し難関だったのはこの書類です。太陽光パネル設置時の保管書類にありません。ハウスメーカーに聞いてもわからないと言われてしまいましたが、資源エネルギー庁に聞いてみたらあっさりと解決しました。手順を箇条書きします。

  1. https://www.fit-portal.go.jp/にアクセスする。
  2. 「ログインID・パスワードを忘れた方」に進む。https://www.fit-portal.go.jp/mypage/ForgotPassword
  3. メールアドレスに思い当たる節があれば、このページの2で自動的に再発行されるそうです。ログインIDの種類は「事業者用ログインID」だそうです。設備IDは毎月送られてくる「購入電力量のお知らせ」に記載があります。メールアドレスは、当然設置した業者さんが代理申請してくれていますから、その方とやりとりしたメールアドレスを入れれば、当たるかもしれません。私はなぜか妻のメールアドレスで登録されていて、それに気づかず、このページ3項目の「上記で解決できなかった方」から対応しました。手続きの詳細は失念しましたが、設備IDさえわかっていれば問題はなく、1時間後には発行されてメールで通知されました。
  4. ログインIDとパスワードがわかったところで、ログインします。ログインして、該当設備を選択すると、「認定通知書印刷」というボタンと「認定証明書印刷」というボタンがあります。平成28年度以前認定の設備は「通知書」は出せないと言われてしまうので、Looopに問い合わせたら「証明書」でOKということでした。

C.電力需給契約申込書

 太陽光パネルを設置したときの当方保管書類にありましたが、「お客さま控」として残っていた書類には「氏名・振込先」しか書かれておらずほとんど空欄でした。おそらく業者さんのほうで残りは記入してくれたのでしょう。Looopに問い合わせたらとりあえずはこれでよいということでしたし、やりとりから感じたのはBとDのほうがはるかに重要な雰囲気でした。たしかに契約していなければDは送られてこないし…とも思いました。

D.購入電力量のお知らせ

 これは毎月送られてきていると思いますので、その最新のものを準備すればOKです。

手続き② 送配電事業者への売電の申込をする

 こちらは、さほど難しくありません。東京電力パワーグリッドにあるエクセルファイルの申込書をダウンロードして必要事項を記入しメールで送信するだけで完了です。記入すべき事項は、①で入手した「太陽光設備認定証明書」と「購入電力量のお知らせ」に記載があります。

 万が一買取価格が変わったら嫌なので、メールで申込書を送るときに買取業者を変更することで買取価格は変わらないですよね?と質問したら、事業者を変更することで変わることはないとのことでした。当方の場合は「なっとく!固定価格買取制度の過去の買取価格・期間等」の太陽光平成24年度の10kW未満にあたるので、設置から10年経つまでは同額ということになるそうです。

手続き完了まで

 ユーザー側のこの2つの手続きをもとに、「当方がパワーグリッドさんに売電した電力の卸先はLooopとする」という手続きをLooopさんがするようです。それが完了すると毎月1円/kWh安くなるそうです。まぁ、電気に色はつけられないから、単純に量の問題なんでしょうけど、この手の話は何回聞いても違和感を覚えます…水なら味が違ったりするから区別できそうですけど。

以上です。個人的には結構難しく、ネット上でもあまり参考情報がなかったので不完全ですが記事にしました。間違いも含まれているかもしれませんので、参考程度になさってください。

  • 2020/10/22 (木)

雑記

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