冨山陽平のブログ “思いきり やりぬく”

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冨山陽平のブログ 思いきりやりぬく
  • 09
    Oct
    2018
    2018/10/09 (火)
  • 難関校の中学受験に想うこと

 普通、こういう記事は受験が終わって成功した人が書くものなのでしょうが、出版物ではないですし、いま思っていることを書くのも良いかと思い、書いています。私自身が中学受験をして、超難関ではないですが、難関の中高一貫校に入っているので、息子についても中高一貫校を基準に進路を考えがちです。小学校3年生の長男は中高一貫校向きだと思って、今から中学入試に向けて準備しています。準備といって、たまに親同士で受験話になると、「塾に通っているの?」「もう勉強させるの?」と言われるのですが、私はこの問いにかなり戸惑います。まぁ挨拶程度の現況を探る質問なのでしょうから、基本的には受け流していますが、私にとっての準備は、塾に通うことでも詰め込み型の勉強をすることでもありません。

 私が難関校の中学受験で大切なことは以下の3つだと思っています(これは中学受験に限ったことではなく、大学受験・就職などすべてに共通することではありますが…)。

  • 【基礎学力】基礎学力は、知識・知恵・知性に基づくものです。これを高めていくためには、小学校段階では、自分が好奇心をもったことは、自分で調べてみて、質問等を介して整理してくことが重要であり、中学入学段階までにバランスよく本人が意識できていることが大切だと考えています。
  • 【相性】その子にあった中学を、「学校方針」と「受験するであろう受験生の平均学力」から選択しておくこと。
  • 【モチベーション】受験する学校に対する親の思いをもとに、子供にも好きになってもらう努力をし、好きになれる学校を受けること。

上記の3つを満たす形、つまり、親の観点で本人の【基礎学力】にふさわしい学校が、本人と【相性】がよく、本人が【モチベーション】を持てるのであれば、最適だと思っているわけです。

 なぜこの3つが大切だと思っているかといえば、自分が中学に受かったとき、【基礎学力】の知恵と知性が入学した学校の求めるものに明らかに到達しておらず、【モチベーション】がなく、いわゆる「燃え尽き症候群」に陥って、高校進学が危なかったからです。実際、入学段階で自宅で勉強する習慣はゼロでしたから、学習難度が上がったときに丁寧に勉強することの意味が理解できていなかったわけです。両親にはもちろん感謝をしていますし、学校生活は楽しく【相性】はかなりよかったので、最終的には満足しています。よって、私が経験したポジティブな面を保持しつつ、ネガティブな経験を活かして、自分の子どもたちには中学のスタートラインで好スタートを切れる形にしてあげたいと思っています。ここで、それぞれのことに対して私なりの考えを書きたいと思います。

基礎学力をつけるためにしていること

  • 学校の勉強はどんなに簡単に感じてもバカにせず…といっても、簡単に感じたらバカにするのが小学生にはありがちなことなので、せめて「キレイな字」を書くことを心がけてもらっています。
  • 色々な通信教材を調べた結果、四谷大塚のリトルくらぶが一番クセのない良問が多く、作文をする場面が多い。この教材のすべてをやるのではなく、最小限必要なところを親と本人で相談しながらピックアップして、低学年のうちは「学年×10分」を基本。本人の気分や調子をみながら、適宜調整し、基礎的な科目を丁寧に勉強する習慣を身につけること。
  • 本人が疑問に持ったことを本人が調べたり、質問したりすることには徹底的に付き合う。親がわからなくても、一緒に調べるなどして、一緒に学ぶ(「くだらね~」と思うこともありますが)。
  • 最近常識的な議論になっていますが、睡眠時間は必ず9時間以上確保すること(休日は10時間)。これは、高校生までは意識させたいと思っていることです。
  • 定期的に外部テスト(多くても月1回)を受けて、自分の位置を把握すること。結果については良いとこ取り(良い点については言及するけれども悪い点については無視)&解き直しは必ず一緒にします。

相性

  • 親として譲れないポリシーを決める。学費、大学附属なのかどうか、共学Or別学、通学時間など。
  • 学校方針がどんなによくても、受験してくる子達の能力が低いと、結局絵に描いた餅です。もちろん、この壁を突破した学校もいくつか知っていますが、かなり無理がかかっていることは在校生の親から耳にします。
  • 逆に、偏差値がフィットしていても、学校方針がフィットしていない(自主性尊重か管理型かなど)と苦痛の6年間が待っています(と、男子超難関私立・国立中に在籍していた複数の友人から耳にします)。

モチベーション

  • 相性を確認するために、学校説明会や授業公開などに足を運ぶようにしていますが、子供も連れて行くこともあります。現段階でもこの学校はいい、この学校は興味を持てない。。。というのがあるようで、何を見てそう思うのかは様々ですし、そういう目で今のうちから見ることで、将来のモチベーションの素地にしてもらえればと思っています。

 低学年から親が準備することは決して早くないと思います。私は、親が丁寧な準備をして慌てない環境を作っておかないと、子供がバタバタしてしまうと思い、早めに準備をはじめました。学校の位置づけは自分の時代とはだいぶ違うと思う一方、本質はまったく変わっていないですし、飛躍的に言えば、企業の人材育成方針の理想的な基本軸とも同じだなと思っています。

 私も色々な記事を見ながら参考になるので、どなたかの一助になればと思い書きました。ご参考まで。

  • 2018/10/09 (火)

子育て

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