タブレットPCについて考える

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 初代のiPadを発売日に買ってそろそろ1年半が経とうとしています。買った当初とくらべてずいぶんと使い方が変わって来ました。使い方の変遷を軸に表にして見ました。

使い方 時期 感じていたこと・節目の出来事
パソコンの代わりに外に持ち出し、閲覧兼編集端末とする 2010年6月 iOS3.2のころは動きもよく、安定して動作していた。オフィスファイルの編集が効率的にできないが、ブログ書きくらいはじゅうぶんにできたのでそれはそれで満足していた。
パソコンと一緒に持ち出し、閲覧専用端末とする 2010年9月 オフィスファイルの編集が効率的にできないので、やはりパソコンも持ち出すようになる。ただ、ちょっとした調べ物や打ち合わせメモにはものすごい役立つ。
家から持ち出すのは打ち合わせがあるときのみ。それ以外は自宅内の閲覧専用端末または幼児の教育ツールとする 2011年1月 スマートフォンを購入したこともあり、家から持ち出す率はさがった。しかしながら、打ち合わせの際のメモ書きとしては最高の役割を果たしている。ただ、iOS4になってから、落ちることが多くなり、限界を感じている。

 私は、いまでもタブレットPCは大変重要な位置づけにあり、将来的にはノートPCにとって代わるものだと確信しています。しかし、タブレットPCに慣れてくると下記のような不満が生じます。これは私だけではなく、私の回りにいるビジネスマン数人にインタビューした結果も踏まえています。

  • マイクロソフトがiPadアプリかAndroidアプリを有料でもいいからだしてくれないことには、オフィスファイルの編集がいまいち。マクロを編集とまではいわないが、サードパーティ製のどのオフィスアプリも一長一短でストレスフリーなものがない(の割りに高い)。
  • iPadはSDカードがないので、デジカメからデータを移すのが一手間。
  • Androidタブレットは、アプリの品質や量がまだまだ十分ではないため、それ自体の動作がよくても、アプリでがっかりすることが多い。

など。

 いろいろと聞いてみると、スマートフォンは閲覧やソーシャルネットワーキング用、タブレットPCは外出時にノートPCの代用ができるものという認識が多かったように思います。これは私も同じです。スマートフォンは多岐に渡る選択肢というだけでなく、品質(本体・アプリ)の安定感もだいぶ上がってきたように思います。その一方、タブレットは、iPadを含めてまだまだ多くのビジネスユーザが本来求めている機能を満たすものは出ていないように思います。

 ただし、家族共用端末としてのニーズ・高齢者がインターネットを手軽にできるためのツールとしてはすでにかなりの役割を果たしてきています。より一層のタブレットPCの普及には、外出時にはノートPCの代用として問題ないと多くのユーザが思えるレベルに仕上がることが大切だと考えています。ただ、これはハードの問題というよりもアプリレベルの問題なような気もします。

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