質の高い共用サーバを活用した低コストな社内システム設計

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 零細規模から中小規模までの企業には、まだまだウェブサイトとメールだけしか利用しておらず、共用レンタルサーバとSaaS型サービスで十分というところはたくさんあります。特にサービス業ではかなりの人数規模になるまでこの形で事足りるでしょう。100人~200人規模の会社になったとしても自社でシステムを持たず、たとえば下記のような設計で運用している状況はしばしば拝見します。少し具体的なサービス名も交えてご紹介します。

【例1】

【例2】

  • ウェブサイト(簡単ホームページ作成サービス:Jimdo
  • Google Apps(メール、顧客管理、スケジュール管理、ファイル管理)
  • ドメイン管理(お名前.com

 一昔前は、ASP・SaaS型のシステムがそこまで発展していない、または、一般インターネット回線網が貧弱だったため、自社内にサーバをもって、そこで管理するという形が一番安心して利用できると考えていた企業さんは多いように思います。しかし、これは結構なメンテナンスコストが掛かります。なによりも故障時の対応に大変なコストがかかる場合もあります。これは中小・零細企業では大いなるリスクです。

 実は、このようなことは書かずとも多くの企業担当者は理解しています。ではすぐに置き換えようとするかというとなかなかそうもいきません。移行の手間、移行後の不安が先立ってしまい、重い腰が上がらないのです(私の場合、説明がヘタでイマイチ信用してもらえていないという可能性もありますが(笑))。よくよく聞いてみると、いくつか共通する動機があります。

(1)移行を一度に行なおうとしている、(2)コスト意識がない、(3)社員に波風を立てたくない

 特に(1)は比較的多いように思います。一度に移行を進めてうまくいけばいいですが、失敗したら、リスクが大きいのは当然ですから回避したくなるのも当たり前です。一方、いきあたりばったりで、思いつきで移行を行うのは移行失敗リスクが高まるのでこちらも止めるべきです。しかしながら、きちんと全体像を描いて、移行手順を数段階に分け、途中でやめてもそれなりにコストダウンと利便性向上になるような形にすれば、リスクも低減できます。

 当社では、このような全体像を、既製の事例にとらわれず、描く支援からおこないます。興味がある方はぜひお声をおかけください。

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