ホームページ記載内容と実サービスのズレ

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 カットするとき、普段は家の近くの美容室に行っているのですが、今回はなんとなく顔剃りもしてもらいたい気分だったので理容室に行くことにしました。とはいえ、いままで一度しか行ったことがない上に、前に行ったところでは幼稚園生みたいな髪型にされたので、新しいところをネットで探しました。そして、なかなか魅力的なコンセプトを書いているウェブサイトを発見しました。

  • 心地良い環境の中でカットをする
  • 髪型おまかせの場合は、お客さまにヒヤリングしながら、フィットした髪型の提案
  • 朝起きたときに髪型のセットに時間をかけたくないカットに自信がある

 これは行ってみようと思って、電話で予約したところ、

「はい、○○です。」「予約したいのですが。」「はい。」「えっと、今日は空いていますか?」「はい」「午後の早い時間は空いていますか?」「はい」「では13時で」「はい」。。。。「冨山です」「はい。お待ちしています。」ガチャ。

こんな会話です。本当に人の話を聴くきあるのか?そもそも初めてかどうかも聞かなかったぞ。と思いながらも、カットする人は別だろうと淡い期待をもって行ったところ。。。

やめておけばよかった。。。

まったくウェブサイトには沿っていない別の店舗のようでした。

  • 誰もが無言(←まぁ、これが心地良いというひともいるのかもしれませんが…それにしても、重い空気だった)
  • ヒヤリングする気などまったくなし。むしろ、細かくココは切るか?ココは切らないか?と聞かれた。そういうセンスがないから選んだのに…
  • ただ、朝起きたときのセットには時間をかけないで済みそうです

ただ、それなりにファンはいるようでしたので、当然この理容室を気に入って通っておられる方も多いようです。

 ウェブサイトできれいなことを書くのは簡単です。それなりに費用をかけて、コピーが上手な人に頼めばお客さまを集めることはできるでしょう。ただ、あまりに現実とギャップがあると、リピーターにはなってくれません。むしろ、妙な噂すら立ちます。ウェブサイトにコンセプトを書くときは、そのコンセプトを自分たちが実現できるのか、共有できるのか、お客さまに納得いただけるのかをきちんと考えて、つくらなくてはいけません。

 コンセプトの書き方を誤ると、本来きてほしいお客さまの琴線には触れず、相性が合わないお客さまを寄せ付けてしまうことになります。ウェブサイトのコンセプトは、お客さまにとって魅力的かどうかだけで判断すのではなく、自分たちが提供しているサービスと合っているかどうかもきちんと考える必要があります。

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