本音が言い合える家族

この記事は、作成日から13年経過しています。内容が古い可能性があります。またこの記事は、大幅なデザイン変更前に書かれたものですので、レイアウトが崩れている可能性があります。ご了承ください。

 私自身が子供の頃から今にいたるまで、本音を隠さない(隠せない)というのは、自他共に認める評価だと思っています。性格もありますが家庭環境がそうでした。父も母も祖母もまず本音を隠していると感じたことはありませんから、家庭は当然ケンカが絶えません。ただ、ケンカが終わった後にネチネチすることもありません。カラッとしています。私は、

本音を言い合うことが人間関係がうまくいく一番の秘訣

だと今でも思っていますし、本音を言い合えない人とは深い付き合いはできません。

 ただ、年を経るにつれて、今まで私が正しいと思っていたことを覆す言葉を聞く頻度がどんどん高まってきました。

「会社で人間関係をうまくやっていくには、あまり本音や思ったことをすぐに言わないことだ」

たしかに社会人になりたての自分は、人の話もろくに聞かず、背景も考えず、思ったことを勝手に話す部分がありましたから、そういう意味でも指摘してくださった方もおられました。ただ、たいていは、

「波風を立てたくない」

というのが本音だったように思います。そして、こういう方ほど飲むとグチと悪口がすごい。しかも会社に限らず家庭のことまで。個人的な感覚に過ぎませんが、会社で波風を立てたくないと思う人の多くは、そのストレスで家庭では傍若無人になるか、家でも波風を立てたくないと思う人のように思います。

 私もまだまだ若輩者ながら多くの方にお会いして感じていることは、ビジネスの場でも家庭でも本音をいう姿勢を強く持った人のほうが、人生を楽しく豊かに生きているように思うのです。当然、会社やビジネスの場ではそこに制約をかけざるをえない環境は存在します。しかし、家庭でそんな環境が存在しては、休まる場が存在しないのではないでしょうか?

 前回記事にあるファミリーワークライフバランスを実現するためには、本音を言い合える関係をきちんとつくることが第一歩です。心許した人には本音を言いたいけど、何らかの制約があるから言えないというのが多くの人が感じていることだと思います。本心から本音は言いたくないという人は稀少でしょう。もし、本音を言い合ってないと感じるのであれば、その制約が何で、それを外すところから始めることは大切です。

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次