自分の仕事を真っ向から否定するようなタイトルですが(笑)株式会社ファイブフォックスというアパレルメーカーをご存知でしょうか?アパレル業界でいうと、ワールド、オンワード樫山の二大巨頭の次くらいに位置している会社です。ファイブフォックスでわからなくても、コムサ・デ・モードといえばおわかりいただけると思います。
実はコムサブランドは、オンラインショップでの販売もありませんし、そもそも採用目的を除きウェブサイトがありません。これは販売に関わるシステムだけでなく、社内システムも最小限のようです。ここから先は推測に過ぎませんが、おそらくIT化の必要性を感じていないのでしょう。または、経営陣が極度なIT嫌いか、嫌な経験をしたことがあるか、そんなところではないでしょうか?いずれにしても、IT化をしないでも、ビジネスはまわっているわけです。まわっているどころか好業績です。
これもある意味、れっきとした差別化です。ブランドがあるにもかかわらず、更新されていない中途半端なウェブサイトをつくるくらいなら、いっそないほうが管理コストやリスクを削減できます。なんでもかんでもIT化がよいというわけではありません。IT化も経営戦略の一つに過ぎませんから、IT化自体は慎重に行うべきです。盲目的にIT化を進めることはおすすめ致しません。
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