怖かった出産立会い

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 いきなり情けないタイトルですが、血を見るのが苦手な自分にとって、出産の立会いは恐怖に他なりませんでした。私の血の嫌いっぷりといったら…もう。しかも、私の同年代回りの男友達は、「立ち会って当然!」という雰囲気で、女友達にいたっては「立ち会わないなんて考えられない」というのがほとんどでした。ただ、年代が上がると真逆で、私の母や母の友人は、「立ち会うもんじゃない。百年の恋も覚めるから。」という感じで、絶対やめておけ論調でした。そんなこともあって、直前まで立ち会うか立ち会わないかで妻ともめていたわけですが…

 さて、出産の日。いきなりきました。軽い陣痛が朝にきて、夕方には痛いから寝ると言い始め、夜中には病院にタクシーで行くことになりました。しかも、病院についたときには子宮口が結構開いていたようで、分娩室に直行になりました。ここで最初の悲劇が…私は、「立会いますか?」と聞かれるものかと思ったら、

「ご主人もご一緒にどうぞ(^^)」

まさか、「いや、私は血が苦手なので入りません」とはとてもいえる雰囲気ではない。まてよ。。。あぁ、これはまだ生まれないってことだなと自分を落ち着かせ、入ることにした。妻は辛そうにしていましたが、血を見させられるのではないかと緊張しまくってる私は、それどこではなく喉が乾いてゴクゴク。それをみていた妻は

「自分ばっかり飲んでないで、私にもちょうだいよ(- -#)」

おぉ、すまんすまんといいながら、腰や背中がつらいということでったので、ひたすらマッサージ。

「そこじゃない(- – ##)」「もっと下(- – ###)」

とまるで体育会系のような叱られっぷり。最後は看護師さんのマッサージで納得。

 いつのまにやら、ぞろぞろと先生やら助産師やら人が集まってきて、今にも産まれそうな雰囲気に…私としては「ご主人は立ち会われますか?」の一言を待つのみ!しかし、まったく声がかからない。そしたら、ものものしい雰囲気になってきて、

「あと少しだからがんばって!」

そこで、横にいた先生に恐る恐る、「あのぅ、もう産まれるんですか?」ときいたら、「これは、安産ですねぇ。」という始末。そんなこんなのうちに、すんなりと生まれてきて、血をみることなく終わりました。ずいぶん長く感じましたが、病院についてたった1時間30分の安産でした。結局、産まれた赤ちゃんをすぐにだっこできましたし、結果オーライでしたけどね!(^^)

 数ヶ月後の今でも妻にはたまに

「あの時のあなたは自分のことしか考えてなかった!

と言われます。しかも、バースプランというものがあったそうで、それに記入するときに、妻は私に「立ち会いどうする?」と聞いていたらしく、「任せる~」と答えていたようです。

 ただ、結果的には立ちあって良かったと思っていますし、もし次があれば次は前向きに立ち会いたいなと思います。

★★★パパママメモ★★★

 出産は、東大病院だったのですが、こちらは母子同室でした。病院のペースではなくこちらのペースに合わせた母子同室だったので、お母さんは大変だったと思いますが、赤ちゃんが機械的に扱われていない感じには好感がもてました。まぁ、同室の方には夜中お互いに迷惑を掛け合いますけど。

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