大企業の社員は本を読まない?

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 先日、出版社の方と話していて、改めて思ったのですが、大企業の社員は一般的なイメージと違って、本を読まない人が非常に多いのではないかと直観的に思っています。実際、私が支援した企業の部長クラスでも、あまりビジネス書は読まないとおっしゃっていた方は多くおられます。では、中小企業の社員が読むかというと必ずしもそうではないかもしれませんが、企業規模が大きくなればなるほど、与えられる勉強が非常に多いことが影響しているように思います。

 私も大企業にいましたから、なんとなくわかるのですが、研修や通信教育が非常に充実していて、それだけでお腹いっぱいに勉強した気になるのは確かです。ただ、用意された研修や整った教材で決まったことを勉強することと、書籍を読みながら考えて、思考を練りあげていくのでは、得た能力が長期的に自分のものになるか否かでいうと、後者のほうが圧倒的なのです。これは、「食」にたとえると分かりやすいと思います。自分で料理を作って食べることを日常的にしていれば、美味しい物もあればまずいものもあるので、味に対する感覚と良かった点・悪かった点が常に浮き彫りになり、料理の腕・味覚共に発達します。一方、常に美味しい物をお膳立てされていると、美味しい物の中でうまい・まずい・口に合わないなどの評価はあるかもしれませんが、所詮は自分で作ったものではないので、その場限りの美味しい・まずいに終始してしまいます。

 もちろん、管理職手前になると本を読む方が増えますが、それも、会社から必要とされて読まされる場合が非常に多いように感じます。本を読むことが必ずしも正とはいいませんが、主体的に勉強する材料を探し考える力を鍛えるひとつの方法であることは確かだと思います。

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