助成金に縛られる怖さ

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 昨日、とある認可保育園を複数経営される方(仮にAさんとします)とお会いしてまいりました。いままでお会いした中でも三本の指に入るほど、ゆったりとした落ち着くオーラをもった、素晴らしい方でした。Aさんの娘さんと私の妻が仕事上つながりがあって、お手紙をお送りして、半ば強引にお時間を頂戴しました。

 Aさんは、十数年前まで主婦をされていて、とある事情から保育事業を行うことになさったそうです。立ち上げたときは、無認可保育所(今の認可外保育施設)だったそうですが、あるときに認証を受けられることになり、助成金がでて、軌道に乗ったそうです。ただし、この助成金がでたことで、縛りがきつくなったことも事実だそうです。印象的だったのは、私が考えている助成金に依存しない保育事業モデルについてお話させていただいたときに、非常に目を輝かせて私の話に乗って、いろいろなアドバイスをくださり、フッとおっしゃったのが、

「経営は確かに安定したけれども、思い切ったことや、チャレンジすることがしにくくなったのは事実。とにかく面白くて、知恵を一生懸命出していたのは助成金を貰う前でした。」

私には、非常に印象的で、なにか託されたような印象を受けました。お世辞抜きで期待してくださったのは肌で感じたので、この期待に恥じないように進めていきたいと思います。

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