冨山陽平のブログ “思いきり やりぬく”

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クラウドコンピューティングとは何か?

2010/03/05 (金)

 クラウドってなんですか?という質問は、お客さんに多く聞かれる質問の一つです。一時ほどではないですが、最近もたまに聞かれます。ここでは、一般的な定義は、書きません。巷にかなりの量出回っていますし、それをみてもイメージがわかないという方のための記事ですから。

 SaaSの記事を書いたときもたとえましたが、住まいのあり方にたとえると非常にわかりやすいと思っています。家に住むとき、何を基準に考えますか?予算・場所・大きさ・管理の手間・設計の融通性・耐震・セキュリティなどなど、いろいろありますよね。では、予算が潤沢にあれば一軒家に住むかというと必ずしもそうではありません。高層夜景が絶対条件だというのであれば、こち亀の中川巡査くらい大金持ちでなければ、一軒家として建てることは難しいでしょう。つまり、家というのは予算だけで選択肢が一つに決まるわけではなく、多様な価値観によって、それぞれ、賃貸を選んだり、分譲を選んだり、一軒家をえらんだりするわけです。

 クラウドコンピューティングも同じです。いまは、ブームで、何でもクラウド化みたいに思っていらっしゃる方も多いですが、家のたとえから考えると、必ずしもそうではないことがお分かりいただけると思います。これは、私の考えですから、賛否あると思いますが、クラウドは賃貸マンションと賃貸家具の組み合わせに等しいと考えています。多少のカスタマイズはできますが、根本からつくり上げることは難しいということです。また、所詮は「人の持ち物」であるということは認識しておくべきです。突如閉鎖をしてしまって使えなくなるということも考えておかなくてはいけません。マンションと同様分譲主や管理会社がどれだけしっかりしているかをしっかり検討することを忘れてはいけません。

 必要としているシステムの目的はなんなのか?守るべき条件はなにか?を考えながら、どの形態がよいのか丁寧に考えるべきです。一見安くみえるクラウドも、リースみたいな感覚のところがあるので、長期的に見ると莫大なコストがかかることもあります。世の中のクラウド化に流れに押されず、きちんと目的から適正な形態を考えるようになさると結果的に低コストになることは間違いありません。

カテゴリー: ITの適正活用

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