冨山陽平のブログ “思いきり やりぬく”

組織(風土)変革,対話,社員が活躍できる組織,ITの適正活用、組織風土改革、従業員満足度調査、これあらた、久留真家、冨山陽平

冨山陽平のブログ 思いきりやりぬく

裏表がない社員ばかりの組織はITを上手に使う

2009/09/21 (月)

 お客さま先で、課長クラスの方とお酒を飲んでいると、部下に対する接し方や部下に対するグチになることが多いです。

  • どう若い子たちと接すればいいんだろうか?
  • 冨山くんがボクの部下だったらどうされたいものだ?
  • 話しは黙って聞かないといけないのだろうか?
  • 下手に叱ると辞めちゃうんだよね
  • もっとタフになってもらわなきゃ困る

個人的な意見でいつもお話しするのは、だいたい下記の通りです。

「○○さんも人間なんだから、もっと感情的でいいんじゃないんですか?本当にいけないと思うことは叱ればいいし、いけないと思う理由をいえば良いだけだと思いますけど。そんなに色々気にしすぎなくても…それより、感情に裏表がある状態になってしまうほうが信頼されませんよ。」

 いろいろ異論はあると思いますが、人間はもっと感情的で良いと思うのです。感情を必要以上にコントロールすると間違いなく裏表ができます。その結果、感情的な状態がおおらかな人もいれば、短気な人もいるでしょう。暗~い人もいるかもしれません。でも、それでいいのではないでしょうか?大切なのは、「裏表がある人?」と相手に思われないことです。実際、短気でも人に愛される、両津勘吉みたいな人が私の友人にいます。裏表がないから信頼できるし、わかりやすいのです。だから、話し相手が感情を出すことを封じ込めず、わだかまりが残りにくいのです。また、私が今まで接した社長や上司の中で、人材マネジメント能力が高いと言われている人の多くは、たいてい裏表がない人です。感情を抑えたり、コントロールして生きるのが現代の生き方という人すらいますが、私はそれは人間を人間、いや動物でなくしている行為にしか感じません。裏表がなくてもやっていける組織にするためには、お互いが十分に知り合っている必要があります。そのためには、こまめに議論・対話をする時間をとることは不可欠なのです。

 社員個々に裏表が明らかにあると思える組織であれば、意図的に議論や対話の時間を組み込むような組織のリハビリが必要だと思います。これは、情報システムを十分に活用するという視点に立っても、社員が議論や対話を存分にできる環境は不可欠なのです。議論や対話から情報システムの仕様設計に対して精度の高い情報が集まり、議論や対話を通じて、完成したものを使いこなせるようになるのです。弊社のお客さまでも十分な議論や対話ができていると感じる組織では、本当によい情報システムが導入できています。逆に、議論や対話の環境が少ないと感じる組織であれば、そこも並行、場合によっては先行して、ご支援することも大切だと考えています。

カテゴリー: 組織(風土)変革

キーワード: ,

コメントとトラックバック: なし

トラックバック先:

コメントを残す