冨山陽平のブログ “思いきり やりぬく”

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宋文洲さんのメールマガジン

2009/08/23 (日)

 毎週拝読していますが、宋さんの視点で世相のある一面を切り出して、分析しているメールマガジンです。賛否両論あるようですが、誰に気を遣うこともなく、利害に寄らず、本当に大切なことを真剣に伝えたいという意思が感じられて、私は大好きです。宋さん個人とはお知り合いというわけではありませんが、皆さんにも知ってもらいたく紹介させていただきました。また、先週号は、とくに共感できたこともあり、記事をご紹介いたします。

ご登録される場合は、http://www.softbrain.co.jp/mailmaga/index.htmlからどうぞ。

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政治に期待するな
宋 文洲

私は民主党が政権をとっても自民党が政権をとっても日本はそれほど変わらな
いと思います。日本の問題は政治によって引き起こされた訳でもなければ政治
によって解決される訳でもないからです。

高齢化は人間の幸福であって高齢者とその家族はそれを問題だと思いません。
「高齢化問題」という表現自体が失礼だと思います。少子化は一人ひとりの国
民が産みたくないからであって養えないからではありません。補助金をもらえ
るから子供を増やそうと考える親こそ社会問題になるのです。

そもそも人口を増やせるとしてもこの狭い国土に何人居るべきかについてどの
党のマニフェストも語りません。補助金の数字目標だけを載せて目的である人
口の数字目標を載せないのは理屈が合わないのです。

人口をそんなに増やしたいならば、一人ひとりの国民が誰に投票するかで悩む
よりも自分で家族を増やせばいいのです。子孫だけは自分で行動を取らないと
誰も助けてくれませんから。

官僚は悪の根源と言いますが、「日本は優秀な官僚が居るから高度成長ができ
た」と、20年前の私はよく一般の方々に教えられたものです。今となると明
らかに税金を納めていない人からも官僚達が「血税を無駄に使っている」と言
われます。高い志をもって官僚になり、安い年収で頑張っている同級生がかわ
いそうでなりません。

人を雇ったら給料を払うのは当然のことです。国民に雇われた公務員がリーマ
ンやAIGの幹部のような高給をもらっている訳でもなく、中国の官僚のように
賄賂をもらう人も少ないです。何かあったら「血税」どうのこうのを言われて
もフェアではないと思います。あなたが毎日経営者から「給料泥棒」と言われ
たらどうなるでしょうか。

成長政策を言いますが、嫉妬心が強く、内向きな国民が増えた今、政府がいく
ら頑張っても経済は成長しようがありません。逆に政府が頑張れば頑張るほど
借金が増えるだけなのです。

スーパーでは最近外国産の食品が少なくなっている傾向にあると思いますが日
本の食料自給率はなんと40%で世界最低というのです。この数字の作り方は
国際的な笑い話ですが、なんと小学校の教科書にも載っています。最近やっと
どこかの番組が報道されましたが、裏番組の酒井法子の話題に抑えられ、殆ど
見られていなかったようです。

中国食品が毒の塊のような世論が出来ていますが、日本の単位面積の農薬使用
量は世界で最も高いという事実を知る人は少ないと思います(世界平均の3倍
前後だと思います)。農薬を買うお金のない中国の農民は日本よりはるかに少
ない農薬しか使えない事実は、情報も言論も自由である日本国民にも伝わりま
せん。なぜならば、それを知りたくないからです。

「政治家がビジョンを示さないから夢が持てない」とよく聞きますが、「国家
ビジョンの下で夢を持つ」発想はまるで戦前の日本と今の北朝鮮です。民主主
義環境下の今、もしそれが本音であれば実に恐ろしいことです。

日本の過去も現在も未来も政治家によって決まるものではありません。世界の
国々と同様、全てのことは国民一人ひとりの責任です。どんな国においてもど
んな時代においても次の原理原則は変わりません。

政治のレベルは国民のレベルである。

カテゴリー: 雑記

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